【本から学ぶ】いらない保険に入っていませんか?☆保険を見直したい人におすすめの本
こんにちは、emliyです♡
結婚式に向けて、現在夫婦で貯蓄を頑張っています。
ですが、私たちの貯金を邪魔する存在が。
このブログで何度も話してきた、「保険」の存在です。
保険のおばちゃんから説明を受け、そのときは納得して入った保険。
ですが当時の私は、「今の自分にはどんな保障が必要か」「保険に入る以外の方法はないか」、この2つの視点が欠けていました。
私以外にも「なんとなく言われるがままに保険に入ってしまった・・・」という人は、他にもいるのではないでしょうか。
保険に入れば入るほど確かに保障は手厚くなりますが、その分毎月の保険代で家計が圧迫されてしまいます。
今日は、私の実体験も踏まえ、必要な保険といらない保険について、考えていこうと思います。
保険の種類
保険と言われても、たくさんの種類がありますよね。
まずおさえておきたいのが、「公的保険」と「民間保険」です。
「公的保険」とはその名の通り、すべての国民が加入することを義務付けられている保険です。
一方「民間保険」は、民間の保険会社を通して、任意で入ることを選択できる保険です。
民間保険は、公的保険を補完する目的で入る保険です。
そのためには、現在私たちが加入している公的保険は、いざという時私たちの生活をどのくらい保障してくれるのか知る必要があります。
公的保険の補償内容
健康保険
皆さんは病気で入院したとき、どのくらい費用がかかるか知っていますか。
50~54歳の糖尿病なら約56万円、脳梗塞なら約159万円かかります。
大雑把にいうと、入院が短い病気の医療費は高くても100万円、入院が長期に及べば300万円程度になります。
恐ろしい金額ですよね・・・
だから、多くの人は医療保険に加入し、入院一時金や入院日額の保障を得ようとします。
ただし、私たちは公的保険である「健康保険」に加入しています。
医療費の自己負担額は3割以内(年齢によって違います)で済みます。
つまり、先ほどいった長期入院で300万円以上かかったとしても、本人負担は30万円前後になります。
高額療養費制度
さらに、「高額療養費制度」というものがあります。
これは、病院への1か月の支払いが一定の限度額を超えた場合は、超過分の医療費を超過分の1%程度にしてくれる制度です。
これらの制度によって、一般的な収入の人なら1ヶ月の負担は9万円弱に収まります。
つまり、現金貯金を50万程度確保しておけば、急な入院にも十分備えることができます。
独身時代に入っていた保険
では、私が独身時代に入っていた保険たちを紹介します。
恐ろしい金額ですよね・・・
さらに、自動車保険や火災保険は別で支払っています。
ただ当時の私は、将来に備えるためには保険の出費はしょうがないと思っていました。
それに、貯蓄型保険は保障を得ながら貯蓄もできてお得だとも感じていました。
ですが、結婚を機にお金についていろいろ勉強しだすと、つみたてNISAやiDeCoなど、他の選択肢を知ることができました。
さらに、投資が怖いから保険に入ったのに、保険会社に支払っている保険金は保険会社に高い手数料を払いながら投資している仕組みだということも知りました。
そこから夫婦で話し合い、保険を見直しています。
旦那も保障内容をよく理解しないまま、私と同じようにたくさんの保険に入っていたので、一緒に見直してくれました。
そして現在は、私の個人年金や外貨建てを見直そうとしているところです。
保険を見直す
保険を見直すと言っても、すべてやめれば良いというわけではありません。
必要な保障は残すことも大切です。
必要な保険
私も掛け捨ての生命保険は、死亡保険金を減額して、残しました。
私たち夫婦は共働きで子どもはいない状態。
ネットで調べると、「結婚していても子どもがいないなら生命保険に入る必要はない」という意見をよく目にします。
確かに、今どちらかに何かがあったとしても、お互いに仕事を辞める気はないので生活に困窮してしまうことはないと思います。
(一人暮らしの状態に戻るだけなので・・・)
ですが、私は以前長期で通院しており、保険に入れなかった時期を経験しています。
将来、子どもが産まれたときや家を建てるときには掛け捨ての生命保険は必要だけど、その時に健康を害していたら保険に入れません。
それらのことを考えて、お互い今入っている掛け捨ての生命保険は保障額を調整して継続することにしました。
いらない保険
医療保険
掛け捨ての医療保険は解約しました。
これまでの人生で入院したことがなく、入院にかかる費用に漠然とした不安感をもっていたのですが、現金貯金でなんとかなりそうだと判断しました。
また、最近の治療では多くの病気に対して入院日数が減り続けているそうです。
以前は入院する必要があった治療も、最近の医療では日帰りで済む場合も。
医療保険で一番当てにされている入院給付金は、そもそも入院しないともらえません。
それらのことを考えると、医療保険に入るより現金貯金を確保する方が使い勝手が良いと判断しました。
がん保険
医療保険と合わせて入っていましたが、こちはも解約しました。
「がん=死の病」、そしてがんの医療費はとびぬけて高いイメージがあり、絶対に必要だと思っていました。
(CMの影響がかなり大きいです・・・)
しかし、実は多くのがんの医療費も50万円ですむそうです。
確かにがん患者は年々増加しているそうですが、高齢化社会の影響も関係しています。
漠然とした不安で保険に入っておくよりは、こちらも現金貯金を厚めにもっておく方が良いと判断しました。
個人年金保険
投資は怖いのでしたくなかった当時、銀行にお金を預けておくよりはお金も増えるし、良い方法だと思っていました。
ですが、預けたお金から高い手数料を取られ、残ったお金は保険会社が投資に回している仕組みだと知りました。
つまり保険会社に高い手数料を払っている分、投資と比べると低い返戻率になります。
さらに、長期的に元本割れの状態が続く仕組みになっており、途中で解約したら逆に損をしています。
つまり、もし将来インフレや金利が上昇したとしても、元本割れを避けるなら他の金融商品に乗り換ることができないということです。
このように、長期間損が出る状況は避けるべきです。
こちらも今すぐ解約したいところですが、実は母の関係で入った保険。
入る前に良く考えるべきでした。
終身保険・養老保険
こちらは死亡保障が付きながら貯金もできる商品。
保険会社の方には、掛け捨ては年齢が上がることに保険金も増えるから、一生保険金が変わらない終身保険は必ず必要と強く言われました。
さらに、貯蓄もできるなら一石二鳥だなーと。
ですが、子どもも自立して家のローンも払い終わった後、私に万が一のことがあった際に何千万の死亡保障がないと生活に困る人は果たしているでしょうか。
さらに、貯蓄目的で入っていたとしても、死亡保障を残したいなら解約するわけにはいきません。
入る当時も少し違和感を感じていたのですが、少しでも納得できない部分があるならやはり入るべきではありませんでした。
個人年金と同様、貯蓄商品として終身保険や養老保険を利用するのは間違いです。
長期的に元本割れの状態が続き、元本回復までにかなりの時間がかかります。
なぜなら、初期費用にかかる手数料が大きく、支払った保険金のほんの一部しか投資に回されていないからです。
だったら、死亡保障が必要な期間だけ掛け捨ての生命保険に入り、余剰金は保険に入るのではなく自分で投資を始めた方が効率が良いといえます。
外貨建て保険
私は先ほどの終身保険・養老保険を、外貨建てで加入しています。
先程説明した通り、長期的に元本割れ、元本回復までに時間がかかる、初期費用にかかる手数料が大きいなどのデメリットに加え、外貨ベースなので為替リスクも発生します。
リスク分散のために外貨を持っておくことは良いとされていますが、保険ではなく投資など、別の方法の方が効率が良いと考えました。
多くの保険が、手元に返ってくる時期が決まっているため、その時に円高だったら想定金額より損をしてしまいます。
一方、投資だとどのタイミングで取り崩すか自分で判断することができます。
この外貨建ての積み立て保険の支払いが、私の家計をかなり圧迫しています。
しかし、今解約したらかなりの損失。
積み立て保険のはずなのに、積み立てた金額の半分程度しか返ってきません。
人間、損はしたくない生き物。
損切りを決断するためにはかなりの勇気がいります。
ネットでは今すぐ解約した方が良いという意見が溢れているものの、毎月積み立てている保険代や損切りした金額は人それぞれ。
本やネット記事、ブログ、YouTube、いろいろなものを使って保険について調べた結果、一番参考になった本を紹介します。
参考にした書籍
今回、大変お世話になったのがこちらの本。
今まで説明してきたことはもちろん、先進医療特約や介護保険について実際のデータをもとに詳しく解説されています。
そして、結局どうすれば良いのか、具体例も示しながら書かれており、とても参考になりました。
例えば、外貨建て積み立て保険は必要ないことが分かったものの、もう入ってる場合はどうすれば良いか。
そういった悩みをもたれている方には、本当におすすめしたい本です。
この本を先に読んでいたら、無駄な保険に入らなくてすんだのに・・・と過去の自分を責めたくなりますが、過去を悔やんでも仕方がないので、今できる最善な選択をしたいと思います。
「どんな保険に入ろうか」「すでにいろいろな保険に入っているけど見直したい」という方は、保険会社に相談する前に、是非この本を読んでみてください♡
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