【家計管理】オリジナル家計簿のつくり方☆Excel初心者にも簡単解説
30代共働き夫婦で、資産形成奮闘中のえみりです。
こちらのブログでは
など、今よりちょっと良い暮らしを目指して日々頑張っているアラサーOLの日常を発信しています。
「今年こそ貯金する!」
「1年間で100万円貯める!」
もう皆さんは、今年の貯蓄目標を決めましたか?
私も先月、今年の貯金目標額を決めたばかり。
昨年は結婚式に向けて、半年で200万円貯金を達成できたので、今年も頑張ろうと思います。
貯金の”相棒”といえば家計簿。
皆さんは、どんな家計簿を使っていますか?
市販の家計簿やアプリを使っていて、不便さを感じるのは私だけでしょうか。
今日は市販の家計簿やアプリに満足していない人へ、オリジナル家計簿を提案します。
Excelさえあれば誰でも簡単にできますので、是非チャレンジしてみてください。
家計簿をつけるメリット
お金を貯める=まずは家計簿をつけてみる
このようなイメージをもつ人も多いのではないでしょうか。
家計簿をつけると自分の収支が「見える化」します。
すると「ムダな出費をおさえるぞ!」「来月は〇〇円貯金するぞ!」とモチベーションがUP↑↑
目標を達成するために、お金の使い方に気をつかうようになります。
でもそれだけではもったいないんです!
家計簿を分析するとお金の収支はもちろん、その人の生き方や考え方まで見えてきます。
そしてどんどんお金が貯まるようになります!
昨年つけた家計簿は手元にありますか?
今から一緒に家計簿を分析して
✔自分にあった予算
✔自分にあった項目
✔自分が本当に大切にしたいもの
を探していきましょう。
一般的な予算のたて方
まずは予算について考えてみます。
家計簿をつけよう!と決心したとき、
「2人暮らし 家計 予算」「家計 予算 割合」と、ネットで検索しませんでしたか?
私もその中の1人。
初めての2人暮らしでどのくらい生活費がかかるのか未知数だったので、ネット記事を参考にして予算を決めました。
最初の頃はこの予算をもとに家計簿をつけ、「食費は予算よりおさえることができた!」「今月は光熱費が予算オーバーしてしまった・・・」など、一喜一憂していました。
ですが、9ヵ月間家計簿をつけてみてわが家の家計状況と予算があっていないことに気が付きました。
▽予算と2021年12月の実績
・光熱費はプロパンガスなので、ガス代が高め
・食費はクリスマスなどイベントはあったものの40,000円を超えることはない
・日用品は楽天スーパーセールなどでまとめて買うので高め
このように、住んでいる地域や使うお店、さらには収入源や家族構成、貯金のありなしなどは家庭によってさまざま。
「平均的な予算」を基準に考えても、効果的に家計管理ができません。
自分にあった予算のたて方
Excelで平均を出す
では、自分にあった予算をたてていきます。
もうすでに家計簿をつけている人は簡単!
まずは今までのデータ(6ヵ月~1年くらい)を、項目ごとに平均を出していきます。
パソコンでエクセルを使っている人は、データを打ち込むだけで簡単に計算できますよ。
Step.1 データを打ち込む
✔「月」と「項目」を先に打ち込んで、データを入力します
✔その月に支出がなかった項目は必ず「0」を打ち込みます
Step.2 平均を出す
①金額の平均を出したい「セル(しかく)」をクリック
②上の「fx」をクリック→いろいろな関数が使える
③「AVERAGE」をクリック(数字を平均してくれる関数)
④「OK」をクリック
この画面が出たら
⑤「最初のセル(4月の電気)」をクリック
⑥クリックしたまま最後のセル(12月の電気)までドラッグ(クリックしたまま右へスライド)
✔「4月の電気」のセルがD7
✔「12月の電気」のセルがL7
確認したら「OK」をクリック
💮平均がでました
Step.3 他の項目の平均を一気に出す
①「先ほどAVERAGEで合計を計算したセル」を右クリック
②「コピー」をクリック
③計算したい「電気平均」から「学習費平均」までドラッグし右クリック
④「貼り付けのオプション」の「fx」をクリック
💮一気に平均が出ました
Excelで合計を出す
合計も、Excelを使うと簡単に求められますよ。
Step.1 データを打ち込む
Step.2 合計を出す
①金額の合計を出したい「セル(しかく)」をクリック
②上の「fx」をクリック→いろいろな関数が使える
③「SUM」をクリック(数字を合計してくれる関数)
④「OK」をクリック
この画面が出たら
⑤「最初のセル(4月の電気)」をクリック
⑥クリックしたまま最後のセル(4月の学習費)までドラッグ(クリックしたまま下へスライド)
✔「4月の電気」のセルがD7
✔「4月の学習費」のセルがD21
確認したら「OK」をクリック
💮合計がでました
Step.3 他の月の合計を一気に出す
①「先ほどSUMで合計を計算したセル」を右クリック
②「コピー」をクリック
③計算したい「5月小計」から「12月小計」までドラッグし右クリック
④「貼り付けのオプション」の「fx」をクリック
💮一気に合計が出ました
平均値を調整する
Excelで求めた、わが家の支出の平均値がこちら。
⚠昨年は、私の収支分だけ記録していたので家賃や通信費が入っていません。
◇ボーナスをのけた手取りの平均が217,000円
◇支出の平均が175,000円
だったので、残りの42,000円が貯金額になります。
もし毎月50,000円貯金することを目標にするなら、上の平均値からけずれそうな部分を減らせばOK。
私の場合は
✔いらない保険は解約したので保険代はかなり下がる
✔被服費をもう少しおさえられそう
✔今年はもっと自己投資にお金を使いたい
など考えながら、今年の予算を決めました。
一般的な家計簿の項目
皆さんもお気づきの通り、私の家計簿には項目が多いです。
市販の家計簿やアプリをそのまま使ってみて、「使い勝手が悪いな」と感じたことはありませんか?
私は「楽天カード」のアプリを家計簿代わりに使っています。
アプリの項目をそのまま使うと、上のような家計簿になります。
誰でも使えるように項目が細分化されているので、人によってはあまり使わない項目も。
すべての項目を無理やり使おうとすると、このように見にくい家計簿になります。
自分にあった家計簿の項目
市販の家計簿やアプリを使ってみて、使いづらかった項目をリストアップしてみます。
✘「被服費」に私と旦那の分が混ざっている
✘化粧品は「日用品」か「美容費」にごちゃまぜ
✘「住居費」や「娯楽費」は使用頻度が低い
あがった問題点から、使用頻度が低い項目は他の項目と合体したり、内訳を詳しく知りたい項目は別々にしたりします。
・「被服費」→私の分は「娯楽費」、旦那の分は「特別費」へ
・「住居費」→家賃以外は日用品費へ
・「美容費」→「娯楽費」へ
・化粧品→すべて「日用品費」にして、その分「小遣い」をおさえる
今まであいまいだった、私の「小遣い」で払うものはすべて「娯楽費」へ。
あいまいなものはあらためて項目をつくらずに「特別費」へ。
すると家計簿がここまですっきりしました。
👍全体の支出が分かるように、旦那が担当している支出も入れる
👍固定費と変動費を分けることで、管理がしやすくなる
👍貯蓄は「貯金」だけではなく「投資金額」も入れる
項目が減るので、予算もたてやすくなります。
今まで私のお小遣いは25,000円(調整後20,000円)にしていたものの、項目が多かったり、旦那の被服費と混ざっていたりして、いくらかかったのかはっきりしない状態でした。
それを全部一括で「娯楽費」にすることで、お小遣いの20,000円も見える化できそうです。
家計簿から分かる「大切なもの」
⚫︎毎月の支出を並べてみる
⚫︎予算を削る項目を考える
この作業を通して、自分が生活の中で何を大切にしているのかが見えてきます。
私は、食費や光熱費、交通費が先月より低いと、ゲーム感覚で達成感を得ます。
支出が低くなっても平気な項目は、自分の人生であまり重点を置いていない部分。
この項目は倹約しても人生の質はそこまで落ちません。
反対に「コスメや生活雑貨を我慢する」と考えると悲しい気持ちになります。
旅行や友達へのプレゼント代などの「特別費」や「交際費」、自己投資になる「学習費」は予算がオーバーしても気になりません。
この項目は、私の人生を豊かにしている部分。
あまり予算を切りつめず、逆にもっと予算を増やすために家計改善を頑張れば、さらに毎日が楽しくなってきそうです。
是非自分の家計簿としっかり向き合ってみて、「本当に自分が好きなこと」「これから大切にしていきたいこと」を見つけてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
昨年から始めた家計簿シリーズ。
自分の収支をきちんと把握することで貯金額が増えたのはもちろん、自分の気持ちと向き合うきっかけにもなったので驚きです。
例えば食費。
日頃のスーパーでの食材費は安くおさえられたらうれしい反面、楽しみにしている月に1回の外食や旅行での食事は予算を気にせず楽しみたい!
だったら普通の食費と外食費は分けて考えたほうが心地よいかも・・・
最近はそんなことを考えながら、「わくわくするオリジナル家計簿」をつくろうと、いろいろカスタマイズしているところです。
近日、『2022年版家計簿』で家計報告をする予定なので、お楽しみに♡